「ウィンチェスター爆弾魔事件」プロローグ

DEATHNOTE〜Another Note〜 「ウィンチェスター爆弾魔事件」
              〜Bomb Accident in Winchester 〜
〜HOW TO USE IT〜
 ディヴァイス・メモリアルは、ウィンチェスターのとある高層ビルに爆弾を仕掛ける際、ちょっとした細工を行った。それは、爆弾を止めるにあたって通常の…っと。まだこれを話すわけにはいかないな。
 もう解っているかもしれないが、一応名乗っておくとしようか。
 僕は旧世界のかませ犬、犬死のベストドレッサー、ミハエル・ケール。
 さて、今回記すのは、世紀の名探偵「L」誕生のきっかけとなった「ウィンチェスター爆弾魔事件」だ。
「ロサンゼルスBB連続殺人事件」と同じく、犯人ディヴァイス・メモリアルの軌跡や思考に興味はない。当然、僕の興味は「L」にある。そう…Lに。
 その才能が、あまりに早く消え去ってしまったことはとても悲しい。彼が死んでしまったために、我々ワイミーズハウス一同は、未熟なまま取り残されてしまったのだから。
 さて、事件のことに話を戻そう。ディヴァイス・メモリアルは、ワイミーズハウスの初代メンバーの一人だ。勿論アルファベットは「D」で、確かその時はLの好意で釈放され、さらにその才能を買われてワイミーズハウスのメンバーとなった。と言っても、その時ディヴァイス・メモリアルはすでに40を過ぎていて、ロジャー・ラヴィー不在時の、ワイミーズハウスの窓口のような役割だったらしいが。しかし、キラが現れてすぐに彼は心臓麻痺で死亡した。僕も会ったことはあるが、ほんの数回だ。
 まあ、今回の事件にワイミーズハウスは関わっていない。関わるも何も、当時Lは推定8才で、ワイミーズハウスは存在せず、世紀の名探偵Lもまだいない。いるのはエル・ローライトという少年と、キルシュ・ワイミーという中年の発明家だ。Lはまだ探偵ですらなく、ワタリは失敗続きのボロボロな発明家だった。今の二人を知る者には想像しにくいだろうが、僕はこの手記(ノート)にでたらめを書くつもりは全くない。もし、本来の事件と異なる部分があれば、それはミスであるか、Lの勘違いだと思って欲しい。キルシュ・ワイミーはワタリなどと名乗ったこともなく、ローライト少年は探偵としてではなく、自分のファーストネーム、本名として「L」と名乗っていた。
 そんな中で、「ウィンチェスター爆弾魔事件」は起きた。Lとワタリが出会ったのは確か、ディヴァイス・メモリアルが起こした事件の中でも一番被害の大きかった3度目の事件だった。その後、さらに2つの事件が起き、6度目の実行直前に逮捕された。
 さて、外側の話はこれくらいにして、「ウィンチェスター爆弾魔事件」の概要を話すとしよう。

今回の事件、すなわち「ウィンチェスター爆弾魔事件」は、端的に言えば、高層ビルの屋上を次々と爆破していくというものだったが、ここで、この事件のポイントとして、1人も死者が出ていないということがある。大きな爆発ばかりだというのに、死者どころかケガ人すらでていない。この事件は直接的な被害ではなく、各国の交友関係を崩し、大きな戦争を起こすのが目的だったのだ。今回の犯人ディヴァイス・メモリアルは世界中の政治家に憤(いきどお)っており、世界中の政府にダメージを与えるためにこの事件を計画したのだ。
 具体的には、世界中を飛び回り、各国首相に他国首相からと思わせる予告状のような手紙を送った後、その周辺で一番高いビルの屋上を爆破するというものだった。そして最終的には、第三次世界大戦を引き起こそうと…。

 そして、我らが名探偵Lによって、3度目の大戦争から我々は救われたのだ。それでは、エル・ローライトとキルシュ・ワイミーが出会ったその日から語るとしようか……

DEATHNOTE「ウィンチェスター爆弾魔事件」のプロローグとさせていただきます。                                 P・N 神の信者
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# by DLMN | 2007-11-10 14:17