【第一回】映画「バットマン」のヴィランたち

「バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲」を見て、四部作のバットマンアンソロジーとクリストファー・ノーランのダークナイト三部作は完走したのでひと段落として悪役記事を書きたい。興味がない人が大半だろうけど何度も言うようにもうこのブログ人来ないし完全に趣味帖だから自重はしない。あと見てないのはバットマンオリジナルムービーだけか。あれも見たいね。

というわけで、一作目の「バットマン」から順に悪役一人ずつについて思うことをコメントしていくよ!

第一回は「バットマン」「バットマン リターンズ」の悪役について。

・ジョーカー(ジャック・ニコルソン)
 /バットマン - 1989年
c0135432_01243792.jpg怪優、ジャック・ニコルソンが演じたシーザー・ロメロに次ぐ二代目ジョーカー。三人のジョーカーの中では個人的に一番好き。
映画での設定は街を牛耳るギャングのボスの右腕だったジャック・ネイピアがそのボスの女に手を出したことがバレて罠に嵌められ、警察に包囲された工場の中でバットマンと戦い、薬品の中に転落し、皮膚が漂白され口元の神経が麻痺、精神に異常をきたしジョーカーとなる。割と原作通りのキャラクターだ。
三人のジョーカーの中で一番好き、と書いたように俺の中のジョーカーのイメージに一番近いのはこのジョーカー。
派手な演出や悪趣味なジョーク。バットマンと正面から戦えるほど肉体的に強いわけでもなく、しかしどんなに追い詰められた状況でもジョークは忘れない。異常な知能犯らしいジョーカーで、変身前の落ち着いたシブいマフィアからの変わりようもさすがは怪優ジャックだと思う。
強いて不満な点を挙げるなら女性への執着だろうか。基本的に「女よりバットマン」な原作のジョーカーと違ってこの映画でのジョーカーは結構女好きに見える。まぁそのあたりは映画全体の問題でもあると思うので一概にこのジョーカーの問題点とも言えないのだが。
映画全体を通して主役のバットマン以上に存在感を見せた悪役であり、理解しがたい存在であるにも関わらず観客を魅了する不可思議な魅力のカタマリ。バットマンシリーズだけでなく、歴代の映画悪役の中でもひときわ目立つ存在だと思う。

・ペンギン(ダニー・デヴィート)
 /バットマン リターンズ - 1992年
c0135432_01463762.jpgバットマン関連の映画に登場する悪役の中で個人的に一番好きなのがダニー・デヴィート演じるペンギンだ。そもそもダニー・デヴィートという俳優のこと自体が大好きだが「カッコーの巣の上で」「鬼ママを殺せ」などで見せた愛すべきバカというキャラクターとは一線を画すこの醜くも悲しい怪人をダニー・デヴィートは見事に演じている。
映画での設定は畸形ゆえに両親に捨てられた赤ん坊が潰れた動物園が放逐したペンギンの中で育ち、人間としての愛情に飢えた怪人となるという、原作以上に重く悲しいキャラクター。
バットマンシリーズでは大半の悪役が精神的に異常を抱えているが、ペンギン数少ない正常な悪役だ。彼の目的は権力だが、その根源にあるのは「人間として認められたい、愛されたい、尊敬されたい」という承認欲求のようなものだ。
このペンギンというキャラクターは前作のジョーカーと違い共感を呼ぶキャラクターだと思う。ジョーカーが理解しがたい不思議な魅力の持ち主であったのに対し、このペンギンは見た目も性格も醜い悪党でありながら求めるものがあまりにも純粋であるゆえに誰もが心のどこかで彼を理解してしまうようなやはり不思議なキャラクターだ。
その登場から散り様まで哀れで醜い救いようのない悪党だが、それでもただの悪役として埋もれないだけの輝きを持っている。それはこの異形の怪人が、どうしようもないくらいに純粋な人間だからだと俺は思う。

・キャットウーマン(ミシェル・ファイファー)
 /バットマン リターンズ - 1992年
c0135432_02165756.jpgミシェル・ファイファーの見事な演技によって生まれた女悪党、キャットウーマン。
原作でも様々な設定が混在するこのキャラクターだが、ミシェル・ファイファーは一人二役と言っても過言ではないだけの演技でもって強烈な二面性を持つキャットウーマンことセリーナ・カイルを生み出した。
映画での設定は、街の実業家マックス・シュレックの冴えない秘書セリーナ・カイルがシュレックの悪事の証拠を見てしまったことでシュレックに殺されかけ、抑圧された生活から解放されるため夜な夜なキャットスーツで街を徘徊するようになるというキャラクター。
内気で冴えない秘書だったセリーナ・カイルが女としての魅力を解放し、自由を手に入れた女怪盗として街に現れる。退屈で不満だらけの日常から解放され自由になりたいという大衆の願いを叶えたキャラクターだ。
キャットウーマンは自分の自由を妨げる存在としてバットマンを敵視し、ペンギンと組んでバットマンをゴッサムシティから追放しようとする。一方セリーナ・カイルとしての彼女はシュレックの悪事を調べるブルース・ウェインと意気投合し、互いがキャットウーマンとバットマンであることを知らずに惹かれ合っていく。
様々な面で真逆の性質を持つ女性を見事な演技で実体化した存在が、このキャットウーマンというキャラクターなのだろう。


という訳で第一回は以上の三人で終わり。
ぶっちゃけ第一回で大好きなトップ2であるペンギンとジョーカーの紹介が終わってしまったので次回以降のテンションに影響しそうな気がしないでもないけど、まぁご愛嬌。次回以降はそれはそれで好きかどうかとは別に言いたいことのあるキャラクターも多いのでそれなりにきっちり書く、と思う、よ?

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# by DLMN | 2014-05-04 02:40 | 映画

みーまー

ニコニコ見てたらこんな動画見つけた。

ボカロ曲歌ってみたで みーまーキャラのイメージソング

まぁ動画自体は結構前のものみたいなので知ってる人も多いですよね。
んで選曲の神具合に感動して動画で使用されている曲をアルバムにしてiTunesで
聞いていたのですが、アートワークがないと寂しかったので作ってみました。
特に上手いもんでもないですが、なんとなく貼っときます。
おんなじように曲聞いてる人がいたら使ってくだされ。
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# by DLMN | 2014-04-17 23:41 | OTHER

はじめてのDVD-PG

ども、素人です。

すげー今更な話ですが、DVD-PGを初めて購入しました。
DVD-PGことDVDプレイヤーズゲームは
紙芝居紙芝居と揶揄されるエロゲの紙芝居強化版とでも言うべき存在です。

今回は素人が初めてのDVD-PGに戸惑ったことなどを含め、
にょろっとDVDPGについて書いていきます。
素人は詳しいわけでも何でもないので、
なんか問題の対処法とかは期待しないでください。

さて。

素人の知人友人は誰もその存在を知らなかったのですが、
素人は存在自体はけっこー前から知っていました。

とはいえ、購入は初めてのことで、いろいろ調べてみようとネットで検索をかけても
DVD-PGのことを書いているページってさほど多くないんですね。
素人は後述する不具合について調べたかったのですがそれらしい情報が見つけられませんでした。
まぁ素人の検索の仕方が悪かったのかもしれませんが……

DVDPGとは要するにエロゲの簡易版で、インストールなどの作業を必要としない、ただのDVDです。
選択肢によるフラグ管理を行い
選択肢Aを選べばAのチャプターへ、Bを選べばBのチャプターへ、
ゲームブックのDVD版のようなものといえばわかりやすいでしょうか。
このあたりはwikiとか知恵袋にも説明があるのでわからない方はそちら参照。

複雑な好感度フラグとかは管理できないそうですが、、、
そのあたりもwiki見てくだせー。

んで本題。

DVDPGはインストールを必要とせず、
チャプター操作だけでゲームが進行するのでPCでなくDVDプレイヤー等でもプレイ可能。
というかwiki見ればわかることですがもともとDVDPG自体が
PCを持たない、エロゲに金をかけたくないライトユーザー向けの商品なので
DVDプレイヤーでの再生(プレイとは言わない。セーブできないし、メッセージ送りは基本くそゆっくりなオートだし)を前提にした商品なわけです。

とはいえDVDプレイヤーで再生できるということは普通に考えれば
PCのプレイヤーや動画再生ソフトでも動作するはず。
そこでお下がりでもらった古い型のmacbookにディスクを挿入。
標準搭載のDVDプレイヤーで再生を試みるのですが……あら?

テキストが全文表示されない?
ボイスも鳴ったり鳴らなかったりだし、
メッセージの進みも異様に遅い、ってか進まん。
チャプタースキップするとちょっと先まで進むみたいだけど……。
いやいやメッセージ読み飛ばしたら意味ないやろ。

ってな感じで再生にストレスがあるとかそれ以前の問題。
ボイスのないモノローグとかが表示されないと、
もう何が起きているのかまったくわからん。
macが悪いのかとお局のwindowsXPで試してみるも結果は変わらず。

最後にして最大の希望をかけ、PS3に入れてみると、お?
う、ご……動いた!

PS3では問題なく動作しました。
メッセージ送りが遅い部分も声優さんの声をきちんと聞きたい部分以外は
早送りで1.5倍速にすることでストレスなく読むことができました。

なぜPCでは不具合が出るのかを調べたかったのですが
ネットでは見つかりませんでしたねー。
まぁとはいえPS3では問題なく動作するという結果を得られただけで
個人的には十分。

しかしまぁ、やはり基本的にはPCゲーム版を購入したほうが
なにかと便利でしょうね。
エロゲなんて基本誰かと一緒にやるもんじゃないでしょうから、
テレビの画面で出来ても正直メリットがあまりないですし、
このご時勢エロゲユーザーでPC持ってない人の方が少ないでしょうし。

やっぱりメッセージ送りがオートだと
読み終わった文章が消えるまで時間がかかりますし、
読み終わってすぐ次のテキストに進めないとストレス溜まりますし、
セーブできないのも面倒です。

一応チャプターで場面ごとの最初からは始められるのですが、
そのHシーンと次のHシーンの間のチャプターがなかったりすると
いちいちひとつ前のHシーンから早送りで進めなきゃならんかったり……。

唯一DVDPGの利点は価格でしょうか。
あまり多くの作品を比較したわけではないですが、
もともとライトユーザー向けにPCゲームを移植したものが大半なので、
なんとなく廉価版といった感じ。

今回素人はたっちーの「永遠となった留守番」のDVDPGを
2000円ほどで購入したのですが、
このゲームのPC版はプレミアもので中古でも10000円前後。
お財布に優しいDVDPG。

とはいえ古いものが多いので
DVDPGを買うのと同じかそれより安い価格でPC版が手に入るゲームも多いと思いますが……
まぁ、欲しいゲームの安いDVDPGを見かけたら、
きちんと価格比較したうえで
多少のストレスを我慢してプレイできるなら買ってもいいかな、って感じです。

BDPGはどうなんでしょうね?
DVDPGとの操作感の違いを是非とも確かめてみたいものですな。
まぁ、現状BD再生機器がPS3しかないので
今回みたいに自分で動作比較はできないんですけどね。

機会があればBDPGも試してみたいです。

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# by DLMN | 2014-01-23 15:39 | ゲーム

最近の映画事情[300<スリーハンドレッド>]

ザック・スナイダー監督、ジェラルド・バトラー主演。2007年公開。
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紀元前480年、スパルタはかつてない危機を迎えていた。

ペルシア帝国が使者を差し向け、スパルタに服従を迫ってきたのである。スパルタ王レオニダス(ジェラルド・バトラー)はこの使者を殺害、スパルタの全軍を上げてペルシア帝国と対決しようとするが、世界の中心デルポイの神官たちは神託であるとして戦争を許さなかった。

王といえど神託には逆らえぬ、しかし戦わずに服従するなど許せない。葛藤の末レオニダスは「散歩」と称して「護衛の兵士」300名を連れ100万のペルシア軍に挑む。圧倒的な兵力差を縮めるため、レオニダスは細い渓谷に布陣。
ここに300対100万の死闘テルモピュライの戦いが始まった。


こんな感じのストーリー。
ストーリーは至ってシンプルで、意表をつく展開だとかどんでん返しとか、そういうものを期待して見るとあまりのシンプルっぷりにがっかりするかもしれない。ただ、これは小説ではなく映画である。ストーリーだけでなく映像を楽しむものが映画であるということを考えればとても面白い作品だと思う。

戦闘シーンの映像は色彩にも気を配ってあったり、カメラワークや音楽といった演出が従来のこういった戦争映画とは違ってスタイリッシュさを重視しているような印象。
背景や動物などにCGを多用していることもあり、良い意味でも悪い意味でも現実離れした感じがあり、ゲーム的な色が強い。

個人的にウォルフガング・ペーターゼン監督の「トロイ」と並べて考えていたりするのだけど、トロイの戦争には荒削りで無骨な現実味がある程度感じられた(自分はこの手の作品に詳しいわけではないのでただ単に素人目に見た印象ですが)のに対し、「300」の戦闘はカメラワークも相まって「マトリックス」のようなスタイリッシュバトルで、現実味がない分見ていてスカッとするような爽快さがある。
スタイリッシュアクションという感じからはゲームの「トロイ無双」を思い出した。

どちらがいいとか悪いとかではなく、リアリティ寄りかファンタジー寄りか、という違いが映画というひとつのジャンルの中に存在していることを強く実感した作品だった。

こういったゲーム的な映画もこれから増えていったら面白いんじゃないかな。
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# by DLMN | 2013-11-25 13:22 | 映画