タイトル:人間失格
著者:太宰治 あらすじ:異様な三葉の写真と共に手渡された手記。「恥の多い生涯を送ってきました」その一文から始まったその睡眠薬中毒者の手記。そこには幼い頃から他人を恐れ、道化を演じ、薬と女に溺れていく男の生涯の全てが書き記されていた。太宰治の最高傑作にして遺書と称される傑作小説。 書評 で、読んでみたわけですが…面白い!! 書評なんて立派なものはかけませんがとにかく面白かったです。僕は基本的にこのような過去の名作家達の本に正直あまり興味が無くて、今までほとんど(全く?)読んだことがありませんでしたが「人間失格」はとても面白かったです。 僕も、葉蔵ほどではないにせよ、時に一般の人と自分の感覚が大きくズレているような気がすることもあるし、家族の機嫌を損ねないように「普通の自分」や「おとなしい自分」を演じる幼少時代を過ごしてきたので、共感できる部分が少なからずありました。 「この本は物語であって物語ではない」 これが読み終えた瞬間の感想でした。この「人間失格」は葉蔵(太宰?)を主人公としていますが、その描き方は最近の小説からすれば凄く独特のものに感じられます。全てが一人称でもなければ主人公以外の人間の心理描写も無い。そんな不思議な書き方をする本書はきっと、著者である太宰の葉蔵としての心理と、太宰としての心理が描かれているのかもしれない。 神の信者 PS.上記のように、書評と呼べるか微妙なものを今後も書いていくと思いますがご容赦の程を。
by DLMN
| 2008-08-14 21:32
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