<< お気に入りのエロゲベスト、の続き お気に入りのエロゲベスト10 >>

最近の映画事情[Bad Boy Bubby]

日本では劇場未公開(映画祭で上映されたらしいけどよく知らぬ)、VHSのみですが多分絶版。
1993年公開、ニコラス・ホープ主演、ロルフ・デ・ヒーア監督作品「アブノーマル(Bad Boy Bubby)」見ました。

c0135432_23171021.jpg主人公バビー(ニコラス・ホープ)は、生まれてから35年経った今でも家の外に一歩も出たことがない。家族は母親と一匹のネコだけ。母親に徹底的に管理されて生きてきたバビーのもとに、ある日突然バビーの「パパ」が現れる。出てはいけないと言われていた外の世界からやってきた「パパ」はバビーを口汚く罵り、バビーを家からたたき出す。初めて外の世界に触れたバビーは、善と悪の区別もなく、目的もなく、ただ足の向くままに未知の世界へと歩き出すのだが……


バビーを演じたニコラス・ホープの演技がいい。何をしていいのか、何をしてはいけないのかがわからず、自分自身の求めに忠実な子供のような男を見事に演じている。周囲の自分への反応に戸惑ったり、自分が迷惑がられる「いらない子」であることに涙したり。

そこは演技ももちろんだけど脚本の良さでもあるんだと思う。先の読めない展開というのか、なんとなくこーなるかなーと思っていると斜め上を行かれるところが多く、予想がつかない。善悪の区別がつかないバビーはもちろん悪いこともするが、純粋だからこそ誰かと一緒に泣き、笑うこともある。

純粋で善にも悪にも縛られない主人公を描いたからこそ、この作品を見たあとは人間を信じてみたくなる。なかなかサイコな内容の映画だが、根っこにあるのは人間そのものへの愛情である。作中に登場する「神を拒否するのは全人類の義務」という言葉もまた、人間を愛するゆえのメッセージなのだろうか……



ちなみにこの映画はニコニコ動画でcommon氏が自作の字幕をつけてアップしています。VHSも絶版で入手が困難だと思うのでよかったらここで見てみてください。

[PR]
by DLMN | 2013-08-10 00:51 | 映画
<< お気に入りのエロゲベスト、の続き お気に入りのエロゲベスト10 >>